仏像詐欺

2020 年 09月 25日

 圓福寺のご本尊はお釈迦様です。

 火災前には、釈迦三尊像をお祀りしていたので、新しい本堂も同じにしようと思っていたのですが、予算の都合で、文殊・普賢はあとあと揃えることにしておりました。

 伽藍再建の決算もめどが立ち、多少予算に余剰が出ましたので、文殊・普賢の二体も仏具屋さんに発注しておりました。とはいえ、予算はきびしいので、製作は中国に発注したようです。お釈迦様を製作した中国の仏師では、すでに人件費が高騰していて予算に合わないので、別な工房に依頼し、写真や3Dデータなどを送って間違いのないように万全を期しました。

 ようやく完成したと連絡が入ったものの、新型コロナの影響で検疫が厳しく、なかなか日本に届きませんでしたが、先日やっと届いて、仏具屋さんで検品。そのまま納めることができないような仕上がりだったそうで、仕上げのやり直しを日本の仏師さんに依頼。仕上がりの色具合もおかしいので、それも手直ししたところ、木地が表れてきて、節が見えてきたり、木地の粗悪さが露見。仏具屋さん曰く、とても納品できるような仏像ではないということが判明したのだそうです。いい加減な材料を使ったのを、塗料でごまかしているのでしょう。中国の工房に連絡しても、もう連絡はつかないでしょうねえ、と仏具屋さん。まるで、詐欺、仏像詐欺みたいなものです。

 そんな連絡が仏具屋さんから入ったので、ふたたび一からやり直しになってしまい、何社かに見積もりを依頼いたしました。

 大相撲の今場所は横綱不在でしたが、圓福寺は本尊のお釈迦様はいらっしゃるものの、さてさて、釈迦三尊様がそろい踏みするのはいつになることやら・・・。