能楽は日本の伝統芸能で声がいいのは間違いなく財産です。
しかし、名人には美声の方はいないそうです。
もちろん一概には言えないと思いますが、
美声の方はスマートに生きようとするから、
壁にぶつかったときに逃げてしまう。
しかし、声の悪い方ほど、精進と努力を怠らず、
愚鈍に不器用に生きるられる。
「自分は何も持っていない、わかっていない」
という気概でただよく相続、継続することで、
名人に至るそうです。
まさに、円相のような空っぽな心でもって、
継続することが人生でも肝要ということだと思います。
わかっていてもなかなか、難しいものですが、
心にとどめておきたい言葉です。
合掌