圓福寺日記

沙羅双樹(ナツツバキ)の落花

2024 年 06月 11日

 

こんにちは

 

墓地への参道を掃除にいきますと、

可愛らしい白い花が落ちておりました。

 

これはナツツバキの花で、

沙羅(サラ、キャラ)の木とも言われ、

お釈迦様が亡くなられたとき、

満開に咲いた花として知られます。

 

お釈迦様が亡くなられたのは、

2月15日と言われておりまして、

本来はナツツバキの咲く季節ではありません。

 

お釈迦様が亡くなられたことの

あまりの悲しさにナツツバキが咲いたと言われます。

 

逆に枯れてしまったナツツバキもあるとも言われます。

 

そのため、沙羅の木が対であったので、

沙羅双樹と言われております。

沙羅双樹という木はありません。

 

お釈迦様の死を二通りに捉えるということのメッセージです。

 

今にも暑い夏が始まりそうです。

ネガティブな方面ばかりを考えずに、

ポジティブにも捉えられる柔軟性を持ちたいです。

 

合掌