圓福寺日記

玄関に手作りすのこを敷きました。

2021 年 03月 24日

 お寺の玄関を上がるところは少し高さがあります。靴を脱いで上がったら、膝をついて靴を持って下駄箱に入れる、というのが玄関を上がるときの所作なのでしょうが、お年寄りには膝の曲げ伸ばしが負担になるので、すのこを敷いて、膝をつかなくとも履物を持てるようにしました。そういえば私自身も、式台の上から履物をとるのが少し大変になってきましたので・・・。

 そうそう、再建工事の残材をたくさんいただいたと思い出し、その中からすのこに使えそうなのを引っ張り出して、DIYすることにしました。ちょうど杉材のいいのがありました。ヒノキや集成材もいいのですが、それでは重くなってしまいますので、玄関掃除のたびにやっかいだなと思っていたので、軽い杉材はうってつけなのです。

 計っていった寸法に合わせて作るのですが、桟木の間隔や本数などを出すときには、小学校の算数をもっとまじめにやっておけばよかったと反省しきり。ようやく間隔と本数を割り出し、いよいよ板を張っていきます。たかがすのこと侮るなかれ、桟木と板とをきちんと直角に張らないとみっともない出来上がりになってしまいますので、さしがねを使って直角を確認しながらビス止めしました。

 残材ですから節があったり、節が抜けているところがあったりします。もっといい材料を使えばいいのにと言われたら、スギ材だけに、「ワイルドだろうー。」と答えることにします。このギャグ、わかるかなあ、わかんねえだろうなあ・・・。

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