圓福寺日記

見方を変えれば野鳥観察(R5 1/30)

2023 年 1月 30日


寒い日も続きますが、

日中はあたたかな春のような陽気でした。


今日は普段使っている机を新調して、配置も変えました。

するとパソコンの画面の横にちょうど窓がくる配置になりました。

窓から外を眺めていますと、

梅の木にムクドリが止まっているではありませんか。

すかさず写真を撮ったのが左の写真です。


ムクドリの目線の先には手水鉢(ちょうずばち)があり、

水浴びのタイミングを見計らっています。

なんともかわいらしい様子です。


禅問答では

「仏(悟り)とはなにか?」

という問いに対して、

「胡麻三升」とか「平常心是道」だとか、

一見意味の分からないことを答えます。


そのほかにも自然の風景そのものを答える方もいらっしゃいます。

「幽鳥(ゆうちょう)眞如(悟り)を弄す」も悟りの風景としたりします。

これは、あくまでもざっくりとした解釈ですと、

「鳥がかすかに鳴いている姿そのものが悟りの姿そのもの」

となります。

それではこの左の写真そのものが悟り?

鳥が悟り?  はて?



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