圓福寺日記

蝦跳れども、斗を出でず

2023 年 5月 2日

 

圓福寺の春はもう終わったようです。
ついに梅の実が落ち始めております。
 
このように
暑さが相当な五月も珍しいかと思います。
 
臨済宗では
「蝦(か)跳(おど)れども、斗を出でず」
という言葉があります。
うまいたとえではないかもしれませんが、
 
 
「どんなに元気なエビが跳ねても、
容器から逃げられない。」
という意味で、転じて、
「各々の運命からは逃れられない」
と理解されています。
 
夏の暑さも、自分の運命も逃れられませんが、
一日一日精一杯生きていきたいものです。
 
幼稚園の亀は冬眠が明けてしばらくですが、
元気がなさそうでした。
 
合掌

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