寺日記

合掌するヒガンバナ

2020年09月27日

 秋のお彼岸には、時をたがえずに咲くヒガンバナですが、今日になってようやく咲きそうです。

 さすがのヒガンバナも、今年の天候不順に惑わされて、お彼岸に間に合わなかったのか、はたまた、世の自粛ムードを察したのか・・・。

 おそらくは、伽藍再建工事で植え替えられた影響かと思われます。

 ニョキニョキと伸びたヒガンバナをよく見ると、合掌した手の中に花のつぼみを包み込んでいるように見えます。

 遅れてごめんねと言っているのか、お彼岸に咲くから合掌して伸びてくるのか、どちらにしても今年も無事に咲きそうでなによりです。

(C) 2020 臨済宗妙心寺派 大廣山 圓福寺