現場だより

本堂の鉄骨工事

2018年02月19日

書院・庫裏の鉄骨工事が終わり、いよいよ本堂部分の鉄骨工事です。

柱をはじめ、壁面の部材、屋根の部材などがトラックから降ろされたところを見ると、まるで鉄工所のようです。こんなにたくさんの鉄材が、すべて収まるのかと思うと、さぞかし地震には強いだろうと思います。

柱を立てる前に、細かい部材は、ある程度平らな所で組み立ておき、柱が建ったらどんどん据え付けていきます。

据え付ける鳶さんたちとレッカーのオペレーターさんの息が、よくもまあぴたりと合うものだと感心していたら、無線で連絡を取り合っているのだそうです。なるほど・・・。

鉄骨は、石川県から雪山を超えてはるばる千葉までやってくるのですが、鉄骨をくみ上げている鳶さんたちも石川県からやってきているそうです。この時期、石川県での仕事なら雪に濡れないように合羽を着ての作業ですが、千葉は天気もいいし、仕事がやりやすいそうです。それもあって、今週中には本堂部分の鉄骨工事も終わる予定のようです。

それにしても、本堂の柱の高さには驚かされます。以前の本堂が道路より低い場所に建っていたのに比べ、現在立てている本堂は道路と同じ高さから立ち上げているため、以前本堂が建っていた地面の高さから見ると、高さはさらにあるように見えてしまいます。この背高のっぽの鉄骨から、バランスの良いどっしりとした本堂が出来上がるのが不思議なような気がします。

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