現場だより

地鎮祭をしました。

2017年06月30日

曇り空から時折ポツリポツリと雨が落ちてくる天気でしたが、梅雨真っ最中にしては好天と言える中、午前10時から伽藍再建工事の地鎮祭を執り行いました。

前日に、建物の外周となるところにロープを張っていただき、本堂中央、本尊様を安置する場所にテントを張り、紅白の幕を巡らせてもらいました。張ったロープのおかげで、およその建物の大きさや位置関係がわかり、いよいよ工事が始まるんだなという実感がわきました。

地鎮祭に先立ち、船蔵尚一さんご夫妻による「獅子舞」の奉納をしていただきました。

更地の建設予定地に、和太鼓の軽快なリズムが響く中、獅子の登場。参列した幼稚園児は、突然のお獅子の登場に少しあっけにとられた様子でしたが、獅子の滑稽な動きに次第に引き込まれていきました。地鎮祭そのものもそうですが、伝統的なものに触れるのは大切なことだと思います。舞いの途中で、参列の皆さんのもと獅子が出向いて、頭をかむしぐさ・・・子どもたちのところに獅子が行くと、身をのけぞらせる子、椅子からずり落ちる子など、ほほえましい光景でした。みかんを食べる獅子の踊りは見たことがありますが、今回は特別に、先日子どもたちが収穫してきたジャガイモも獅子に食べてもらいました。そういえば、子どもたちも畑で掘りたてのジャガイモを生で食べてみて変な顔をしてしましたが、獅子の表情はどうだったのでしょうか?みかんを食べた後、皮だけ口から出てきましたが、中身は食べたのかなあ?

獅子舞の奉納に続いて、幼稚園児代表の子による献灯献花、そして住職の焼香三拝。お塩やお酒をまいて、読経。

読経中に参列の皆さんのお焼香。地鎮回向のあと、地鎮の儀として、

 〇刈初の儀・・・鎌を使って敷地の草を刈りはらう・・・を、圓福寺役員代表で福田和夫さん
 〇穿初の儀・・・鍬を使って土を掘り起こす・・・を、菅野企画設計社長の菅野良司さん

 〇穿初の儀・・・鋤で地面をならす・・・を、松浦建設社長の松浦弥さん
がそれぞれ掛け声とともにしてくださいました。

地鎮の儀が終わって、住職のあいさつをさせていただき、無事式を終えることができました。

参列してくださった檀信徒のみなさまには、ご参集いただきありがとうございました。

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