圓福寺日記

梅は百花の魁 (R5 2/14)

2023 年 2月 14日

こんにちは。寒い日が続きます。

ときたま暖かな日がございますが、以前として寒く、

雪も降ったりと、環境苦しんだ方も多いかと思います。

左の写真ですが、これは市原別院の梅の木の写真です。

そうです、梅の花が咲きました。

古来より、

「梅は百花の魁(さきがけ)」と申します。

寒い寒い時期が終わりかけ、

暖かな春を迎える第一歩として、

ほかの百花繚乱たる春の花よりも一足早く咲くため、

このように言われるそうです。

禅の世界ではこの梅の花を「悟り」として扱うこともあります。

辛い辛い修行の中でもめげずに毎日毎日、一生懸命つぼみを大きくし、

それがあるとき悟りとして花開く。

 

梅の花が咲いているということは春はすぐそばです。

環境や社会情勢など、暗いニュースばかりですが、

この梅の花が暗いトンネルの出口の光と思って、

日々の日常に励んでいきたいものです。

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