圓福寺日記 火事の爪痕(R5 4/11) 2023 年 4月 11日 こんにちは春のあたたかな日が続き、桜もほとんど散ってしまっております。今週末は土曜会の筍掘りですが、今年の筍はいかほどか、楽しみにしております。左の写真は本堂前から見たクスノキです。よく見ますと、本堂側の樹皮がただれてしまっているのがわかります。これは平成26年にありました圓福寺の火災により、本堂側に面していた部分が焼けてしまった痕です。クスノキから火災の恐ろしさをうかがい知ることができます。二度と火災がないようにという戒めになります。しかし、このクスノキはこれだけの範囲が焼けてしまっても、元気に生きております。冬の寒い日も夏の暑い日も一日一日少しずつ成長しております。火事で樹皮がごっそりとなくなってしまっても文句を言わずに一日一日を一生懸命生きています。クスノキは何もものを言わなくても我々に様々なことを語りかけてくれています。「古松、般若を談ず」ではなく、「古楠、般若を談ず」といったところでしょうか。 日記の一覧に戻る 臨済宗妙心寺派大廣山 圓福寺 トップ 永代供養 圓福寺報 寺日記 四国あるき遍路 市原別院 再建計画 お問い合わせ (C) 2020 臨済宗妙心寺派 大廣山 圓福寺