こんにちは
今日は寒く、冷たい五月雨です。
雨といいますと、
唐の禅僧の雨の日の問答があります。
師僧が尋ねます、
「外の音は何かね」
弟子「雨適聲」(雨の音です)
師「雨の音に縛らている」…
確かに、特に坐禅なんかをしておりますと、
ついつい雨の音が心地よくなってしまい、
聞き入ってしまうことがあります。
しかし、そんなものに執着してはダメだ、
という師僧の戒めと取れます。
しかし、雨の音を否定しているわけではありません。
心地いいことは確かです。
心地のいいものでも、味わうのは問題ないですが、
とらわれて執着することなく、
日々の生活に精進していきたいものです。
合掌