圓福寺日記

キュウリのような日本人

2023 年 6月 8日

こんにちは

上の写真は圓福寺の裏手の畑です。

年々にぎやかになっていて、

10畝を超えるほどの規模になってきております。

土も年々よくなってきており、

作物も元気に育っているように見えます。

 

左の写真はかぼちゃです。

かぼちゃは上の写真の中の左側に広がっているものです。

 

先日の受粉させたものではないですが、

順調にかぼちゃが育っているのを見て、

少しうれしくなります。

 

しかし、かぼちゃを見て思い出すのは、

「外国人はかぼちゃのように育って、

 日本人はキュウリやトマトのように育つ」

という言葉です。

これはとある外国人の雲水さんがおっしゃっていた言葉です。

 

外国人は周りのことを気にせず、

土地を侵害してでも無理矢理育ち、

日本人は周りのことを気にしすぎて、

単体ではすくすくと育ちづらいが、

サポートをつけることで真っ直ぐに育つ。

ということを言っておりました。

 

 

あくまでも傾向ですので、

一概には言えないことですが、

確かに日本人は文化的にまわりのことを気にしすぎて、

育ちづらいのかもしれません。

かぼちゃのような日本人がいることも事実かと思います。

どちらが良い悪いの話ではありません。

 

大事なのはそれを成長に役立てることです。

 

サポートがあれば育つならばサポートを入れればいい。

周りを侵害して育つなら、

侵害しても問題ない周りにすればいい。

 

傾向を知ったうえで、

植物それぞれに合った成長方法で、

すくすくと育っていったらうれしい限りです。

 

我々も、子供も、部下も、

必ずぴったりな成長方法で育てれば、

すくすくと元気に育っていくはずです。

 

合掌

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