現場だより 軒先瓦の意匠が決まりました。 2018年03月09日 本堂や書院の軒先の瓦をデザインしました。軒先の丸瓦の先端には、お寺の寺紋や寺号・山号などが焼き込まれたものが葺かれます。「大廣山」という山号にしようか、そのものずばり「圓福寺」にしようか思案しましたが、檀信徒の方々になじみのある、〇の中に「福」を配したものにすることにしました。とはいえ、そのまま漢字の福では落雁の型みたいになるので、パッと見てすぐに「福」と気づかないようなものがいいと思い、下の絵のようなデザインにしました。これが軒先に並んで、まるい福がたくさん転がり込んで・・・、なんて縁起がいいではありませんか。たしか長崎で見た、玄関先の「福」の飾りは、「福」をひっくり返して飾るのが正式ですと教えてもらいました。これも、「福」が転がってくるという意味があるのだそうです。「福」ついでにもう少し。掃除を大切にする禅宗ですから、毎日毎日、雑巾であちら福福(ふくふく)、こちら福福(ふくふく)・・・、雑巾がけまで縁起が良くなります。 日記一覧にもどる 臨済宗妙心寺派大廣山 圓福寺 トップ 永代供養 圓福寺報 寺日記 四国あるき遍路 市原別院 再建計画 お問い合わせ (C) 2020 臨済宗妙心寺派 大廣山 圓福寺