圓福寺日記 3月の軸(R5 3/7) 2023 年 3月 07日 こんにちは3月に入りまして春らしく、穏やか気候になりました。玄関前の梅の花も満開を過ぎました。庭にはちらほらと花のつぼみが見え始めております。 そんなことから、今月の玄関の軸は「花を弄すれば香(こう)、衣(え)に満つ」にさせていただきました。 これは、「花を触れていれば、その花の香りがすでに服に満たされている」拡大していえば、「花を触れていればもう、花はあなたの一部になってしまっている」ということができるかと思います。先日、花粉症が発症してからは、このことを痛感しております。 花に触れる、においをかぐ、「きれいだ」と思う、、、花を感じてしまえば、すでに花は私たちの一部です。私たちの関知できるよりもずっと深いところで私たちの感じた事が行動や考えに影響を与えます。 もしかしたら、花を「きれいだ」と思った経験が、心のリフレッシュになり、その後のことがわずかでもいい方向の進むかもしれません。 花に限ったことではなく、自分が感じたことはどんなことでも自分に影響を及ぼします。 逆に、今、自分が思うこと、感じることはこれまで自分が経験してきたことの積み重ねで、自分というものはいくつものモノや人によってなりたっている、ということもできます。 そう考えれば「自分」というものがこの身体だけ、とは言えません。周りのものすべてによって私たちは成り立っています。 特に、家族、両親、先祖の方々には誰しも大変なお世話になっているはずです。 今月12日はお彼岸の法要があります。 今、自分があるのは紛れもなく、ご先祖の方々のおかげです。どうか、貴重な機会を大切に過ごされますよう、お願いします。合掌 日記の一覧に戻る 臨済宗妙心寺派大廣山 圓福寺 トップ 永代供養 圓福寺報 寺日記 四国あるき遍路 市原別院 再建計画 お問い合わせ (C) 2020 臨済宗妙心寺派 大廣山 圓福寺