寺日記

警策(けいさく)新調

2019 年 12月 18日

 坐禅会で使っている警策(けいさく)が折れてしまい、その後、いただきものの警策を使っていました。

 ところが、この警策は堅木で重いものでしたので、警策を当てるとずしっとする感じで実用向きではありませんでした。

 叩いた時の音も、「ズシッ」としていて、さぞ体の中まで痛みが走り、痛みが尾を引くのではないかという代物でした。

 やっぱり、警策は「パンッパンッ」という小気味のいい音じゃないと後味がすっきりしません。

 そこで、やっぱり自分で作るしかないと思い、本堂建築廃材のケヤキで作りました。

 新年を迎えるのに間に合って、また来年もしっかり坐ろうと気持ちを新たにすることもできました。

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