今日から、庫裏の前庭や駐車場の塀などの解体が始まりました。

２台の重機で、解体というか、片付けといった方がいいでしょうか。それぞれ役割分担ができていて、あうんの呼吸で手際よく片付けられていきます。

以前、テレビで住まいの片付けの極意を聞いたことであります。それぞれのものに、置き場所というか住所を決めるのだそうです。ものを使ったらすぐに元の住所に戻してやることを習慣化すると、家の中はちらからないと言っていました。

今日は、ユニック車が３台、駐車場に並んで、現場事務所設置の作業です。

慣れているとはいえ、手際の良さに感心しながら、大師堂でのご法事を終えました。

庭の巨石を移しました。以前、参道右側、駐車場の土留めのようになっていた巨石と、本堂前に鎮座していた巨石を、本堂予定地の西側、墓地への参道の左側に動かしました。

活字にすればこれだけですが、巨石というだけあって、両方とも10.5トンもあり、35ｔの巨大クレーンで吊り上げての大仕事でした。これには木村グリーンガーデナーさんだけでなく、石工の中島市郎氏も応援に駆け付けてくれました。中島さんは、圓福寺の涅槃精舎の巨大涅槃像の据え付けにも携わっていて、小さな石から大きな石まで扱える石のプロですから・・・。

本山から宗務総長さんがわざわざお見えになり、妙心寺派の見舞金を頂戴いたしました。

圓福寺の役員一同が同席のもと、見舞金目録を拝見させていただきました。本来なら、本尊様の真前にお供えをして三拝するところですが、本尊様はじめ何もありませんので、失礼ながら省略させていただきました。

再建工事の見積書が出揃いました。現場説明のあと、一社が見積もりを辞退しましたので、計三社から見積もりをいただきました。各社とも分厚い見積書です。
役員会で開封し、その後、菅野企画設計さんに精査していただき、６月１３日の役員会で施工業者さん決定の予定です。

木蓮の見納めの花が終わったので、いよいよ伐採しました。あわせて、タイサンボクも倒しました。

チェーンソーでやればバリバリ、どっすーんとあっという間ですが、それでは今まで庭を彩ってきた木々たちに申し訳ないと思い、のこぎりを使っての手作業で切ってやることにしました。のこぎり一挽一挽に気持ちを込めて、木々の脱霊といった感じです。

駐車場の塀に、「建築計画のお知らせ」という標識を掲示し、近隣・通行の人に再建工事をはじめることを周知します。

境内の木蓮がきれいです。

伽藍再建にあたり、ぼちぼちと境内の庭木を移植しているのですが、この木蓮は移植するための「鉢」が作れないので、移植はかないません。